キャリアコンサルタントの「リアル」をお伝えします!
「キャリアコンサルタントの仕事って、実際どうなの?」
「人の人生に関わるって、やりがいがある反面、大変なことも多そう…」
キャリアコンサルタントを目指しているあなた、あるいは資格を取ったものの、これからどんな働き方をしようか悩んでいるあなたなら、きっとこんな疑問や不安を抱えているのではないでしょうか?
私もこの仕事を始める前は、期待と同じくらい、たくさんの不安を抱えていました。
この記事では、私が人材紹介会社でキャリアコンサルタントとして働いていた時のリアルな実態を、成功体験も失敗談も包み隠さずお話しします。
どんなやりがいを感じ、どんな壁にぶつかり、どう乗り越えてきたのか。
私の奮闘記を通じて、きっとあなたのキャリアを考える上で、具体的なイメージとヒントが見つかるはずです!
なぜなら、私自身が未経験からこの世界に飛び込み、喜びも苦しみも経験してきたからです。
机上の空論ではない、現場の“生の声”をお届けすることで、あなたがこの仕事の魅力と現実を理解し、一歩踏み出す勇気を持てるように、心を込めてお伝えしますね。
喜びも葛藤も。これが私の「現場」体験
キャリアコンサルタントとして人材紹介の現場で働いた、私の具体的な実務体験をお話ししていきます。
1. 人材紹介キャリアコンサルタントの仕事ってこんな感じ!
人材紹介のキャリアコンサルタント(キャリアアドバイザー)は、求職者(仕事を探している人)と企業(人を採用したい会社)の橋渡しをする仕事です。
主な業務は以下の通りです。
- 求職者との面談(キャリアカウンセリング):
- 求職者のこれまでの経験、スキル、希望、価値観などを深くヒアリングします。
- 自己理解を深め、自身の強みや弱みを整理するお手伝いをします。
- キャリアプランや目標設定を一緒に考え、今後の方向性を明確にします。
- 求人開拓・企業との連携:
- 企業の人事担当者や経営者から、求める人材像、企業文化、募集背景などを詳しく伺います。
- 求職者に最適な求人を提案できるよう、企業の情報を深く理解します。
- 求職者への求人紹介と選考サポート:
- 面談で得た情報を基に、求職者に最適な求人を複数提案します。
- 応募書類の添削、面接対策、給与交渉のアドバイスなど、選考プロセス全体をサポートします。
- 入社後のフォロー:
- 求職者が企業に入社した後も、定期的に連絡を取り、定着支援を行います。
- 何か困りごとがあれば、企業側と連携しながら解決策を探ります。
なんだか盛りだくさんだと思いませんか?!
私も最初は覚えることが多くて大変でした!
でも、求職者さんの「ありがとう!」の一言や、企業から「良い方を紹介してくれて助かったよ!」と言われた時の喜びは、本当に何物にも代えがたいんです。
2. 私の喜びの瞬間!この仕事を選んで本当に良かった
キャリアコンサルタントとして働いていて、私が最も心を揺さぶられた成功体験をいくつかご紹介します。
- 求職者の方の人生の転機に関われた喜び!
- この仕事で一番嬉しいのは、求職者の方が就職を決めて、その先の人生で本当に満足していたり、新しい職場で活躍しているというお声をいただいた時です!
- 「サポートしてくれたのがこうさんで良かった!」「こうさんがいないと今のキャリアはないと思う」――こんな言葉を直接聞けた時の感動は、何度経験しても鳥肌が立ちます。これほど嬉しいものはないですし、私の存在意義を感じられる瞬間でした!
- 支援の輪が広がっていく幸せ!
- さらに嬉しいのは、そういった感謝してくださった方から、ご友人やご家族を紹介していただき、支援の輪が広がっていくことです。
信頼して大切な方を紹介してくださるということは、それだけ私の仕事に価値を感じていただけた証拠。
人の縁が縁を呼んで、新しい出会いや支援につながっていくのは、本当に幸せを感じる瞬間です。
- さらに嬉しいのは、そういった感謝してくださった方から、ご友人やご家族を紹介していただき、支援の輪が広がっていくことです。
人の可能性を信じて、その人が輝ける場所を見つけ出すお手伝いができるって、本当に素晴らしい仕事です。
正直、私自身も「この仕事を選んで本当に良かった!」って、心から思える瞬間がたくさんありました!
3. ぶつかった壁と乗り越え方:正直、葛藤もありました
もちろん良いことばかりではありません。
キャリアコンサルタントの仕事には、もちろん壁も立ちはだかります。
私が経験した失敗談と、そこから学んだ教訓をお伝えします。
- 「売上」の壁:ビジネスと倫理の葛藤
- 転職エージェントは、基本的に売上重視になる傾向があるのが現実です。求職者が企業に入社したら、その方の年収の約30%を手数料として企業から受け取るのが相場なんです。
- つまり、売上を上げるためには、紹介した方が入社しないと手数料が入らない。
だからこそ、売上のために「この人が受かりやすそうな会社」を紹介してしまうという実態も、少なからず存在します。 - 私自身も、本当にその方のキャリアにとって最適なのか、それとも会社の売上に貢献できるのか、というビジネス的な視点との間で激しい葛藤を覚えることがありました。
正直、モヤモヤした気持ちを抱えたまま仕事をしたこともあります。 - 教訓
この経験から、私は求職者さんの未来を第一に考えることの重要性を改めて強く認識しました。
売上も大切ですが、それ以上に「その人の人生にとって最善の選択は何か」を常に問い続けること。
そして、その信念を貫くためには、自分自身の軸をしっかり持つことが必要だと痛感しました。
- 求職者の希望を優先しすぎた結果…
- 「とにかくこの業界に行きたい!」という求職者の強い希望をそのまま鵜呑みにしてしまい、その人の本当の適性や、長期的なキャリアプランを見落としてしまったことがありました。
結果として、転職先での早期離職につながってしまい、深く反省しました。 - 教訓: 求職者の希望を尊重しつつも、客観的な視点とプロの目で、その人の強みや適性、市場の状況を冷静に判断することの重要性を痛感しました。時には、厳しい現実を伝えることも、プロとしての役割だと学びましたね。
- 「とにかくこの業界に行きたい!」という求職者の強い希望をそのまま鵜呑みにしてしまい、その人の本当の適性や、長期的なキャリアプランを見落としてしまったことがありました。
- 成果が出ず、モチベーションが下がった時
- 何人もの求職者さんと向き合っても、なかなか結果が出ない時期もありました。断られること、上手くいかないことが続くと、「自分はダメなんじゃないか…」と自信をなくし、モチベーションが下がってしまうこともありました。
- 教訓: どんな仕事でも、うまくいかない時期はあります。そんな時は、一人で抱え込まずに、同僚や先輩に相談する、信頼できる人に話を聞いてもらうことが大切だと気づきました。また、うまくいかなかった原因を冷静に分析し、改善策を考えることで、次へと活かすことができるようになります。
今思い出しても冷や汗ものです…!
でも、これらの失敗があったからこそ、私自身もキャリアコンサルタントとして大きく成長できたと思っています。
特に「売上との葛藤」は、多くのエージェントが経験するリアルな壁かもしれませんね。
大切なのは、失敗から目を背けずに、そこから何を学び、次どう活かすか、ですよね!
私の経験が、あなたの未来に役立つと嬉しいです。
(3) 記事のまとめ
今回は、私が人材紹介会社でキャリアコンサルタントとして働いていた時のリアルな実態を、成功体験と失敗談を交えてお話ししました。
この仕事は、人の人生に深く関わるからこそ、大きなやりがいと達成感がある一方で、困難や壁にぶつかることも少なくありません。
特に、ビジネスとしての側面と、個人のキャリアを支援するという倫理的な側面との間で葛藤することもあります。しかし、その一つ一つの経験が、私たちをキャリアコンサルタントとして成長させてくれるはずです。
私の実体験が、キャリアコンサルタントを目指すあなたの「働くイメージ」を具体化し、未来への一歩を踏み出すきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。
キャリアコンサルタントとして実際に働くことについて、さらに具体的なイメージを持ちたい方は、私の他の実務体験談もぜひ読んでみてくださいね!
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