「キャリアコンサルタントの実技試験、ロープレが難しすぎる…」
「面談の流れが掴めず、いつも途中で迷子になる…」
「どう話を進めれば、クライアントが本音を話してくれるんだろう?」
「口頭試問って、一体何を答えればいいの…?」
キャリアコンサルタント試験のロープレや口頭試問に不安や悩みを抱えていませんか?
私もロープレ練習ではいつも「これでいいのかな?」と不安を感じていました。
特に、クライアントの話を「どう聞けばいいのか」「どう返せばいいのか*といった具体的な「型」が見えず、手探りの状態でした。
また、口頭試問も「何をどこまで話せばいいのか」が分からず、戸惑うばかりでした。
そんな状態から、私が実技試験に一発合格できたのは、15分間のロープレを乗り切るための明確な「型」と、口頭試問で的確に回答するための「型」を身につけたからでした。
これらの型に当てはめて練習を重ねることで自信を持ってクライアントと向き合えるようになり、自然と傾聴の質も向上していったんです。
この記事では、私が実際に合格を掴んだ「ロープレ15分間の具体的な型」と、それに続く「口頭試問で差をつけるための型」を、各フェーズで意識すべきポイントや、実践的な声かけの例を交えて徹底解説します。
ロープレや口頭試問の不安を解消し、自信を持って実技試験に臨みましょう。
あなたの「聞く力」と「伝える力」を最大限に引き出す「型」をお伝えします!

結論:実技試験で合格を掴む!ロープレと口頭試問の「型」
キャリアコンサルタント実技試験は、ロールプレイング(ロープレ)とその後の口頭試問で構成されます。
それぞれのパートで意識すべき「型」をマスターすることが、合格への近道です。
【ロープレ15分間の型】
ロープレ15分間は、以下の3つの「型」を意識して進めるだけで、クライアントに寄り添った傾聴と効果的な関係構築ができます。
会話が途中で終わっても問題ありません。
重要なのは、クライアントが安心して本音を語れる「傾聴姿勢」を最後まで貫くことです。
型1:導入・関係構築
目的: クライアントの緊張をほぐし、安心感を提供。
声かけ例: 「本日はお越しいただきありがとうございます、〇〇さん。貴重なお時間をいただき感謝申し上げます。今日はどのようなご相談でしょうか?」
型2:主訴の把握・傾聴と深掘り
目的: クライアントの感情と本心を探り、最も解決したいこと(主訴)を深く理解する。
声かけ例: 「〇〇(クライアントの言葉を繰り返す)、そう感じていらっしゃるのですね。」「もう少し詳しくお聞かせいただけますか?」「〇〇さんのペースでお話しください」
型3:傾聴姿勢の徹底(終了時)
目的: 試験時間終了まで、クライアントの語りに真摯に耳を傾け続ける。
声かけ: 特定の声かけは不要。
【口頭試問の型】
口頭試問は、面談の評価ポイントを的確に伝えるチャンスです。
以下の3つの「型」を意識して、論理的かつ簡潔に回答しましょう。
型A:面談全体の振り返り
目的: 15分間の面談の要点を簡潔にまとめる。
回答のポイント: クライアントの状態、主訴、面談で意識したこと。
型B:キャリアコンサルタントとしての評価・今後の支援
目的: 自身の面談内容を客観的に評価し、次回以降の支援の方向性を示す。
回答のポイント: できた点・できなかった点、今後の具体的な支援策。
ロープレ面談の型:合格に繋がる15分の流れと「傾聴の型」
ロールプレイングは、上記で示した基本的な流れと、各パートでの問いかけを「型」として落とし込み、「クライアントに安心感を与え、本心を語ってもらう」ことに集中しましょう。
導入・関係構築(1〜2分)
面談の導入では、クライアントが安心して話せる雰囲気を作り、信頼関係(ラポール)を築くことを最優先します。
CCの型となる声かけ例: 「本日はお越しいただきありがとうございます、〇〇さん。貴重なお時間をいただき感謝申し上げます。今日はどのようなご相談でしょうか?」
この型を使う意図: クライアントの緊張をほぐし、安心感を提供。ラポール(信頼関係)を築く第一歩です。
意識するとうまくいくポイント: たった数分ですが、ここでクライアントが「話しても大丈夫そうだな」と感じるかどうかが決まります。
安心感を与えられるような笑顔と声のトーンを意識しましょう。
本番では守秘義務の説明などは事前に済んでいる設定なので、冒頭ではこちらについては触れません。

最初の一声で相手の緊張をほぐすことが、その後の面談の質を大きく左右します。私も、まずは笑顔で「今日来てくれてありがとう」という気持ちを伝えることを心がけていました。
主訴の把握・傾聴と深掘り(13〜14分)
このパートが15分間の大半を占める、最も重要な時間です。
クライアントの語りを深く傾聴し、表面的な問題だけでなく、その背景にある感情や価値観、そして最も解決したいこと(主訴)を徹底的に深掘りします。
試験官からの合図があるまで、ひたすらこの「傾聴と深掘り」の型を貫いてください。
CCの型となる声かけ例
意識するとうまくいくポイント
クライアントの「感情ワード」を聞き逃さない! 「不安」「戸惑う」「もどかしい」といった言葉が出たら、意識的に上記のような「共感を示す型」や「深掘りの型」の声かけを使いましょう。

私の場合、「キャリアコンサルタント主導になりすぎ」とよく言われたのですが、この「共感を示す型」を意識することで、クライアントに寄り添う姿勢が格段に伝わるようになりました。相手の言葉を繰り返すだけでなく、表情や声のトーンも合わせていましたね。
傾聴姿勢の徹底(終了時)
15分間の面談は試験官の合図で突然終了しますが、キャリアコンサルタントは最後までクライアントの語りに真摯に耳を傾け続ける姿勢が求められます。
CCの声かけ:特定の声かけは不要です。
この型を使う意図:試験の特性を理解し、面談が途中であっても、クライアントの言葉を最後まで受け止め続けるという、キャリアコンサルタントとしての基本的な態度を示すためです。
ここを意識するとうまくいくポイント: 試験官からの終了合図があっても、焦らず、あくまでクライアントの語りを尊重する姿勢を保ちましょう。
話の途中で終わることは、決してキャリアコンサルタント側の失敗ではありません。
最後まで傾聴に集中することが最も重要です。

練習では「え、ここで終わり?」と戸惑うこともありましたが、本番ではとにかく「目の前のクライアントに集中」と決めていました。
話の途中でも、そこで面談終了と割り切って、最後まで相手の言葉に耳を傾け続けることが大切です。
口頭試問の型:的確な回答で評価を上げる秘訣
ロープレ終了後に行われる口頭試問は、あなたの「面談の意図」や「キャリアコンサルタントとしての知識・倫理観」を伝える重要な場です。
試験官の質問に論理的かつ簡潔に答えるための「型」をマスターしましょう。
面談全体の振り返り
まず聞かれるのが、15分間の面談全体についての振り返りです。
簡潔に要点をまとめて伝えましょう。
回答の型となる構成

口頭試問は、自分がロープレで何を考えていたかを伝える唯一のチャンスです。
私は「自分が意識したこと」を具体的に言語化できるように、練習のたびに振り返りをしていました。
キャリアコンサルタントとしての評価・今後の支援
自身の面談内容を客観的に評価し、次回以降の支援の方向性を示す問いかけへの準備です。
回答の型となる構成

改善点を素直に、かつ具体的に伝えることは、自己理解を深めている証拠にもなります。反省点から何を学んだか、次にどう活かすかを考えられているかが重要です。
合格への秘訣:この15分で意識すべきこと
上記の「型」を実践する上で、私が特に重要だと感じた心構えとポイントをまとめました。
これらの「型」と「ポイント」を意識して練習を重ねることで、キャリアコンサルタント実技試験のロープレ15分間で、確実に合格を掴むことができるでしょう!
あなたの合格を心よりお祈りしております!!
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