キャリアコンサルタントになるまでの「最短ロードマップ」と期間の目安

おすすめ養成講座

「キャリアコンサルタントって、資格取得まで何から始めればいいの?」

「養成講座の申し込みから、国家試験、そして実際に登録するまで、一体どれくらいの期間と費用がかかるんだろう…?」

「できれば最短で、効率よく資格を取りたいけど、具体的なスケジュールやステップが分からなくて不安だ」

この記事ではこんなお悩みを解決します!!

キャリアコンサルタント試験の合格率

国家資格キャリアコンサルタントの合格率は平均60%台で推移しており、国家資格としては標準的な難易度と言えます。

ただ、決して簡単な試験ではありません。

だからこそ、やみくもに勉強するのではなく適切なロードマップを理解し、効率的に学習を進めることが何よりも重要です。

試験結果学科試験実技試験同時受験者
協議会JCDA協議会JCDA協議会JCDA
第1回81.0%74.2%71.6%51.5%59.1%37.2%
第2回77.2%74.8%74.3%59.4%67.2%50.7%
第3回66.1%63.3%65.7%61.9%50.6%48.6%
第4回23.5%19.7%75.4%63.7%24.5%17.1%
第5回48.5%51.4%72.1%65.7%42.9%43.3%
第6回64.2%61.5%76.0%66.4%56.7%50.9%
第7回53.6%54.8%70.0%74.6%49.3%52.4%
第8回66.5%59.9%67.5%67.9%54.9%53.6%
第9回28.8%32.1%67.8%67.9%26.2%34.6%
第10回65.4%62.9%73.3%65.7%55.9%53.3%
第11回62.5%62.7%75.3%74.1%56.4%58.3%
第12回75.5%75.5%62.4%68.7%56.7%60.3%
第13回71.7%70.4%58.0%65.4%50.6%58.1%
第14回65.1%69.1%66.6%65.3%54.8%55.8%
第15回75.3%74.7%61.7%64.3%53.5%57.0%
第16回65.3%63.9%59.4%63.6%48.4%52.2%
第17回55.9%58.0%57.0%59.4%40.7%46.5%
第18回82.6%79.0%68.0%57.0%64.0%54.6%
第19回60.8%63.0%59.7%63.3%46.1%52.5%
第20回78.2%77.4%57.5%64.4%51.0%60.7%
第21回63.0%59.7%54.9%62.9%43.9%52.2%
第22回82.2%82.3%65.3%63.0%59.3%59.3%
第23回85.0%81.2%63.3%62.5%61.2%59.8%
第24回53.0%51.6%65.8%64.5%45.2%45.8%
第25回65.2%59.6%67.8%63.0%52.7%49.1%
第26回67.4%60.8%58.6%71.6%48.4%56.6%
第27回61.0%56.2%65.5%73.7%49.6%52.7%
第28回69.3%65.8%67.2%69.4%54.8%60.0%
この記事を読めば
  • 資格取得までの全プロセスと、それぞれのステップでかかる具体的な期間を明確に把握できます。
  • 最短ルートで合格するための効率的な行動計画と、実践的なアドバイスが手に入ります。
  • 複雑に感じる手続きや試験のスケジュールを事前に把握し、迷いなく次の一歩を踏み出せるようになります。

私自身、多くの受験生が直面する疑問や不安を乗り越え、「オールAで1発合格」を達成しました。

その経験と、これまで500名以上のキャリアを支援してきた視点から、最短かつ確実にキャリアコンサルタントになるためのリアルなロードマップを分かりやすくお伝えします。

まずは第一歩!あなたにぴったりのキャリアコンサルタント養成講座を比較・検討するならこちら!
▶ 最適な養成講座を見つける!


キャリアコンサルタント資格を取得し、実際に活動を始めるまでの道のりは大きく分けて以下のステップで構成されます。

それぞれのステップで具体的に何をすべきか、どれくらいの期間がかかるのかを詳しく見ていきましょう。

キャリアコンサルタント資格取得までの全体像と期間の目安

まず、資格取得までの全体像を把握しておくことが重要です。

漠然とした不安を解消し、具体的なイメージを持つことで、モチベーションを維持しやすくなります。

一般的な期間は約6ヶ月〜1年程度を見込むのが現実的です。

しかし、集中して学習し、試験スケジュールをうまく利用すれば、最短で約4〜5ヶ月での取得も不可能ではありません。

キャリアコンサルタント資格取得の主要ステップ

  • ステップ1: 養成講座選びと申し込み
  • ステップ2: 養成講座の受講(約3ヶ月〜6ヶ月)
  • ステップ3: 国家試験の申し込みと受験(約2ヶ月〜3ヶ月)
  • ステップ4: 合格発表・登録手続き(約1ヶ月〜2ヶ月)
  • ステップ5: キャリアコンサルタントとして活動開始

これから各ステップでやるべきことと、それぞれの期間の具体的な目安を深掘りしていきます。

こう
こう

私も最初は「いつになったらなれるんだろう?」と漠然とした不安がありました。でも、このように全体像をステップごとに把握するだけで、「よし、次はこれだ!」と次の行動が明確になり、モチベーションを維持しやすくなりましたよ。


ステップ1:養成講座選びと申し込み(目安期間:1週間〜1ヶ月)

キャリアコンサルタント国家資格の受験資格を得るためには、厚生労働大臣が認定する養成講座を修了することが必須です。

ここが、あなたのキャリアコンサルタントへの道のりの第一歩であり、非常に重要な選択になります。

養成講座の比較検討はなぜ重要か?

世の中には、数多くの養成講座が存在します。

オンライン完結型、通学形式、短期集中コース、じっくりコースなど、その学習スタイルや費用、カリキュラムは多種多様です。

あなたのライフスタイルや学習ペースに合った講座を選ぶことが、学習の継続、ひいては合格へのカギを握ります。

比較検討で確認すべきポイント
  • 学習形式: フルオンライン(eラーニング中心、ライブ授業併用型)か、通学形式か、あるいはその組み合わせか。自分の生活に無理なく組み込めるかを確認しましょう。
  • 受講費用: 一般的に数十万円の費用がかかります。
    教育訓練給付金の対象講座であれば、費用を大幅に抑えられる可能性があります。
  • カリキュラム内容: 学科対策と実技対策(特にロープレ指導の回数や質)のバランス。面接対策が手厚いか、個別指導の有無なども確認しましょう。
  • サポート体制: 受講中の質問対応、修了後の就職支援やコミュニティ活動の有無も、学習継続や卒業後の活動に影響します。
  • 講師の質: 現役のキャリアコンサルタントが指導にあたっているか、実践的な指導が期待できるかを確認することも大切です。
最短ルートのコツ:効率的な情報収集

資料請求やオンライン説明会を積極的に活用し、複数の講座を比較検討しましょう。

給付金利用を検討している場合は、自分が支給対象者か否かをハローワーク等で早めに確認しておくことでその後の選択肢が絞り込めます。

この比較検討には、個人差はありますが1週間〜1ヶ月程度の時間をかけるのがおすすめです。

こちらは給付金対象講座の中から特におすすめの10講座を厳選している記事です。
是非ご活用ください!

養成講座への申し込みと受講開始

受講したい講座が決まったら、各講座のウェブサイトまたは郵送で申し込みを行います。

  • 期間目安: 申し込みから実際の受講開始までは、講座の開講時期や定員の空き状況によって異なります。特に人気の講座は早めに申し込まないと、次の募集まで待つことになるケースもあります。
こう
こう

私は複数の講座を徹底的に比較検討し、最終的にオンラインの養成講座を選びました。会社員だったので、仕事との両立が最優先だったんです。
教育訓練給付金も活用できたので、費用面の不安もかなり軽減され、安心して学習に集中できましたね。この最初のステップで焦らず、自分に合った「相性の良い講座」を選ぶことが、その後の学習のモチベーションにも直結しますよ。


ステップ2:養成講座の受講(目安期間:3ヶ月〜6ヶ月)

養成講座の受講期間は、選択するコースのペースによって大きく異なりますが、一般的には約3ヶ月〜6ヶ月が目安です。

この期間で、キャリアコンサルティングに必要な基礎的な知識と実践的な技能を習得していきます。

知識(学科)の習得:インプットとアウトプットのバランスが鍵

キャリアコンサルティングの基礎理論、職業能力開発促進法などの関連法令、労働市場の動向、様々なカウンセリング理論、グループアプローチなど、幅広い知識を体系的に学びます。

最短ルートのコツ:知識習得編

学習を効率化するには、「スキマ時間の有効活用」と「疑問点の即時解消」が鍵です。

通勤中や休憩時間など、細切れの時間も活用して毎日学習する習慣をつけましょう。

また、知識を点で覚えるだけでなく、「実際のカウンセリングでどう活かせるか」を常に意識しながら学ぶと、理解が深まります。

技能(実技)の習得:場数を踏むことが何より大切

国家試験の実技(面接)対策に直結する、ロールプレイング(ロープレ)を通じて、傾聴、質問、提案、関係構築といったカウンセリングの基礎技能を実践的に習得します。

最短ルートのコツ:技能習得編

技能習得の最短ルートは、「積極的なロープレ参加とフィードバックの受容」、そして「客観的な自己分析」です。

講座内のロープレには積極的に参加し、講師や仲間からのフィードバックを素直に受け入れましょう。

練習時のロープレを録音・録画し、自分を客観的に見返すことで、効率的に改善点を発見できます。同期との自主練習会も、多様なクライアント役を経験できるため、実践力向上に非常に有効です。

こう
こう

養成講座の期間は、まさに知識と実践のインプット期です。私も最初はロープレが苦手で、自分の不甲斐なさに本当に落ち込みました。でも、「回数をこなすしかない!」と割り切って、ひたすら練習しました。そのおかげで、本番では自信を持って臨めましたね。苦手なことこそ、繰り返し練習することが合格への近道です。


ステップ3:国家試験の申し込みと受験(目安期間:2ヶ月〜3ヶ月)

養成講座を修了すると、いよいよ国家試験の受験資格が得られます。

国家試験は学科試験と実技試験(論述・面接)で構成され、試験は年に2回程度実施されます。

国家試験の申し込み:期日厳守と事前準備の徹底

試験日の約2ヶ月半〜3ヶ月前頃から申し込みが開始され、インターネットでの申し込みが主流です。

注意点として、申し込み期間は短く、締め切りを過ぎると次の試験まで半年待つことになります。

そのため、養成講座の修了時期と試験日を逆算し、申し込み開始時期を事前に把握しておくことが非常に重要です。

申し込み期間は約1ヶ月程度であることが多いため、余裕を持った行動を心がけましょう。

国家試験の受験形式

学科試験と実技試験は別日に実施されることが多く、実技試験は論述と面接(ロールプレイング・口頭試問)に分かれます。

  • 学科試験: マークシート形式で、養成講座で学んだ知識の理解度が問われます。
  • 実技試験(論述): 提示された相談事例に対し、キャリアコンサルタントとしてどのように考え、対応していくかを記述する試験です。
  • 実技試験(面接): 実際のキャリアコンサルティング場面を想定したロールプレイングと、その内容を振り返る口頭試問です。

最短ルートのコツ:過去問の徹底分析と実践練習

合格への鍵は「過去問の徹底的な反復」と「実践的なアウトプット練習」にあります。

学科試験対策

学科試験対策では、最低でも過去5回分は繰り返し解き、出題傾向と自身の弱点分野を把握しましょう。

間違えた問題はテキストに戻り、知識の穴を徹底的に埋める作業を繰り返すことが重要です。

法律の条文や理論家の名前など、暗記が必要な部分は、単語カードやスマホアプリを活用し、声に出して覚えるなど、五感を活用した学習法も効果的です。

実技試験(論述)

実技試験(論述)対策では、過去問や事例集を使い、制限時間内に解答を作成する練習を繰り返しましょう。

論理的な構成力と、キャリアコンサルタントとしての専門的視点が問われます。

自分の解答と模範解答例を比較し、何が足りないのか、どう改善できるのかを分析する習慣をつけることが大切です。

実技試験(ロープレ)

実技試験(ロープレ)対策では、養成講座や自主練習で、本番を想定したロープレを繰り返し行い、経験者からの客観的なフィードバックを積極的に求めましょう。

特に口頭試問対策は忘れずに、なぜその質問をしたのか、なぜそう答えたのかを言語化する練習を重ねてください。

期間目安: 申し込みから試験日までは約2ヶ月半〜3ヶ月。試験日から合格発表までは約1ヶ月〜1ヶ月半です。

こう
こう

私は「1発合格」を目指していたので、試験の申し込み時期から逆算して学習計画を立てました。
特に実技試験は「慣れ」が重要なので、直前期は毎日短時間でもロープレ練習をしましたね。諦めずにやり切ること、そして徹底的に過去問を分析することが、合格への一番の近道です。

実際の結果通知書

ステップ4:合格発表・登録手続き(目安期間:1ヶ月〜2ヶ月)

見事、国家試験に合格したらいよいよ「キャリアコンサルタント」として登録する最終ステップです。

合格発表

試験日から約1ヶ月〜1ヶ月半後に合格発表があります。
指定されたウェブサイトで確認するのが一般的です。

こう
こう

ドキドキの瞬間です、、、、!

登録手続きの詳細

合格後、厚生労働大臣が指定する登録機関(特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会または特定非営利活動法人日本キャリア開発協会)に必要書類を提出し登録申請を行います。

登録が完了すると、正式に「キャリアコンサルタント」の名称を使用できる登録証が発行されます。

登録には登録手数料がかかります。

また、キャリアコンサルタント資格は5年ごとの更新制です。

更新には、知識講習と技能講習を規定時間受講することが義務付けられていますので、資格取得後も継続的な学習が求められます。

  • 期間目安: 合格発表から登録完了までは約1ヶ月〜2ヶ月です。

合格発表を待つ間に、登録に必要な書類リストや手続きの流れを事前に確認しておくことで、合格後の手続きが非常にスムーズに進みます。

ステップ5:キャリアコンサルタントとして活動開始

登録証が手元に届いたら、晴れて「国家資格キャリアコンサルタント」として活動を始めることができます。

主な活動の場

資格取得後のキャリアパスは多岐にわたります。

  • 企業内キャリアコンサルタント: 従業員のキャリア支援、研修など。
  • 大学のキャリアセンター: 学生の就職・キャリア支援。
  • ハローワークや地域若者サポートステーションなどの公的機関: 求職者支援。
  • 人材紹介会社、転職エージェント: 転職希望者のキャリア相談。
  • 独立開業、副業: 個人事業主として、企業や個人へのコンサルティング。

最短ルートのコツ:資格取得前から活動をイメージする

資格取得前から、どんな場所で、どんな人の役に立ちたいかを具体的にイメージし、関連する情報収集を始めておきましょう。

資格取得後すぐに活動できるよう、SNSでの情報発信、名刺や個人ウェブサイトの準備を進めておくのも良いでしょう。

未経験からの活動開始であれば、まずはキャリアコンサルタントとして実務経験を積める場所(ハローワークの相談員、人材紹介会社の求人など)からスタートすることを検討しましょう。

公的機関の求人は、未経験でも応募しやすいケースが多いです。

こう
こう

登録証が届いた時は本当に感動しました!でも、ここからが本当のスタート。
資格はあくまで「クライアント支援」という目的を達成するための強力なツールです。どんな場所で、どんな人の役に立ちたいのか。それを常に問い続け、学びを深めることで、キャリアコンサルタントとしての道はどんどん拓けていきますよ。


記事のまとめ

キャリアコンサルタントになるまでの道のりは、決して短くありませんが、養成講座の受講から国家試験の合格、そして登録まで、各ステップの期間とやるべきことを明確に把握し、戦略的に取り組めば、効率的に最短ルートで夢を叶えることが可能です。

今回の「最短ロードマップ」を参考に、ぜひあなた自身の学習計画を具体的に立ててみてください。時には大変なこともあるかもしれませんが、一歩ずつ着実に進んでいけば、必ずキャリアコンサルタントとして活躍する未来が待っています。

あなたのキャリアコンサルタントへの道のりが、スムーズで実り多いものとなるよう心から応援しています!

【キャリアコンサルタントとしての一歩を踏み出そう!】
▶ あなたにぴったりのキャリアコンサルタント養成講座を比較・検討するならこちら!

【さらに資格取得後のキャリアイメージを深掘り!】
▶ キャリアコンサルタント資格取得後のリアルな仕事内容や始め方についてもっと詳しく知りたい方はこちら!

この記事を書いた人
こう / キャリアコンサルタント

フルタイムで働きながらキャリアコンサルタント試験をオールAで1発合格。
未経験から人材業界へキャリアチェンジし、キャリアコンサルタントの資格を活かして転職活動支援や新卒学生の就活支援を行なっています。
自分自身の実体験と転職支援の経験をもとに、キャリアコンサルタントの資格取得から人材支援の仕事に就くまで、実際の仕事の模様などを発信していきます!

1児の父。

【保有資格】
・国家資格キャリアコンサルタント
・メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種
・その他保有資格:日商簿記検定2級

こう / キャリアコンサルタントをフォローする
おすすめ養成講座資格の活かし方

コメント

タイトルとURLをコピーしました