【企業に選ばれるキャリコンへ】人事・採用担当者から「指名される人」になる3つの戦略

お仕事探し

国家資格キャリアコンサルタントとして、キャリア支援の次のステップを考えているあなたへ。

「資格を活かして、もっと収入を増やしたい」

「安定的に仕事を受注したいけれど、どうすればいいか分からない」

もし今、そう感じているなら、その解決策は「個人」だけでなく「企業」に目を向けることかもしれません。

多くのキャリアコンサルタントが求職者への支援に注力する一方で、企業の人事・採用担当者から「この人にぜひ相談したい」と指名される存在は、ごく一握りです。

しかし、そこにこそ、あなたのキャリアを次のステージに進める大きなチャンスがあります。

私自身、人材業界で事業責任者として多くの企業と関わってきました。

この記事では、企業が本当に信頼し、仕事を任せたいと思うキャリアコンサルタントの共通点を、企業側の視点から解説します。

この記事を読めば
  • 企業との関係を構築し、収益を安定させるための具体的な道筋が見えてきます。
  • 企業から継続的に仕事をもらうための、他者とは違う「3つの行動戦略」が分かります。
  • あなたの専門性を「企業向け」にどうアピールすればいいか、具体的な方法を学べます。
  • 競合とは違う、高単価な仕事を受注できる可能性が広がります。

なぜ「企業から選ばれる」ことが、キャリコンの安定収入に繋がるのか?

多くのキャリアコンサルタントは、個人向けのカウンセリングやセミナーを主軸にしています。

しかし、これらの仕事は単発で終わることが多く、収入が不安定になりがちです。

一方で、企業の人事・採用担当者と信頼関係を築き、「企業顧問」や「採用支援」といった案件を獲得できると、単価も高く、継続的な収益に繋がります。

企業は常に、自社の課題を解決してくれる専門家を探しています。
求職者への支援だけでなく、企業が抱える「採用」「定着」「社員の育成」といった課題に寄り添えるコンサルタントは、安定的なパートナーとして選ばれ続けます。


戦略1:人事担当者が「会いたい」と思う、情報発信と専門性の見せ方

人事担当者は、日々多くの情報に触れています。

その中で「この人に会ってみたい」と思わせるには、単に「資格を持っている」だけでは不十分です。

  1. 業界トレンドに精通している証を見せる

    日々の業務に追われる人事担当者は、常に最新の業界動向を追えているわけではありません。

    だからこそ、「この人と話せば、市場の最新動向がわかる」と思わせることが重要です。
    • 有効求人倍率や賃金水準の変動を常にチェックし、独自の考察を加える。
    • 労働法改正や採用手法のトレンド(例:リファラル採用、AI活用など)について専門的な見解を発信する。
  2. 企業の課題解決に繋がる「具体的な」コンテンツを発信する

    「誰でもできる自己分析法」ではなく、「中途社員の早期離職を防ぐためのオンボーディング戦略」や「ITエンジニア採用で競合に勝つための求人票の書き方」といった、企業の具体的な課題にフォーカスしたコンテンツを発信しましょう。

    ブログやSNSでこうした情報を定期的に発信することで、人事担当者からの注目度が格段に上がります。

戦略2:企業の本質的な課題を見抜く「質問力」と「提案力」

人事担当者と直接会う機会を得たら、次に重要なのは、彼らの「潜在的な課題」を見つけ出すことです。

表面的な要望に応えるだけでは、信頼は得られません。

  1. 「依頼内容」の奥にある本質的な課題を探る

    人事担当者が「中途採用がうまくいかないんです」と相談してきたとします。

    しかし、その本質的な課題は「求人票の魅力がない」「面接官の評価基準が曖昧」「社風と合わない人が入社してくる」など、奥にあるかもしれません。
    • 質問例:「これまでどのような採用活動をされてきましたか?」「入社された方が定着しない要因は何だとお考えですか?」など、具体的な質問を投げかけ、相手の言葉の奥にある課題を探りましょう。
  2. 相手が気づいていない「解決策」を提示する

    課題が見つかったら、ただ解決策を述べるだけでなく、「こう」さん自身の経験や、これまでの記事で発信してきた専門知識を活かして、相手が想像していなかったような提案をしましょう。
    • 提案例:「貴社のような状況では、まず採用基準を明確にするためのワークショップを実施し、その上で求人票を改修されることをお勧めします。弊社では、そのサポートが可能です。」

戦略3:信頼を築き、継続的なパートナーになるための「3つの行動」

一度仕事を獲得したら、その信頼関係を継続させることが、安定収入への鍵となります。

  1. 価値提供の「スピード」を意識する

    企業がコンサルタントに求めるのは「今、この瞬間の課題」へのスピーディな解決策です。

    小さな相談でも、すぐに対応し、価値を提供することで、「この人にお願いすれば、すぐに解決してくれる」という信頼感を築くことができます。
  2. ノウハウを「惜しみなく」提供する

    個人向け支援で実践してきた「面談シート」や、求人票作成のノウハウなど、あなたの専門的な知見を、企業向けにアレンジして惜しみなく提供しましょう。

    こうした「ギブ」の姿勢は、相手からの信頼を飛躍的に高めます。
  3. 個人の成果を超えた「チーム貢献」という視点を持つ

    企業との関係を築くことは、その企業の成長を支援することです。

    あなたの専門性を活かして、社員のエンゲージメント向上や、組織文化の改善など、個人だけでなく、企業全体への貢献を常に意識しましょう。
こう
こう

企業との関係構築は、一朝一夕でできるものではありません。しかし、地道に価値提供を続け、プロフェッショナルとして信頼を積み重ねることで、あなたは必ず、人事・採用担当者にとって欠かせない「唯一無二のパートナー」になれます。


(3)記事のまとめ

国家資格キャリアコンサルタントとして、安定した収益を得ていくには、「企業から選ばれる」という視点が不可欠です。

この記事で紹介した「情報発信と専門性の見せ方」「質問力と提案力」「信頼を築く行動」という3つの戦略は、あなたのキャリアを個人向け支援の枠を超え、企業向け支援へと広げるための強力な武器となります。

「未経験だから…」と尻込みする必要はありません。

あなたのキャリア支援への情熱と、この記事で得た戦略を組み合わせることで、あなたは必ず、企業からも選ばれる「稼げるキャリアコンサルタント」へと成長できます。

この記事を書いた人
こう / キャリアコンサルタント

フルタイムで働きながらキャリアコンサルタント試験をオールAで1発合格。
未経験から人材業界へキャリアチェンジし、キャリアコンサルタントの資格を活かして転職活動支援や新卒学生の就活支援を行なっています。
自分自身の実体験と転職支援の経験をもとに、キャリアコンサルタントの資格取得から人材支援の仕事に就くまで、実際の仕事の模様などを発信していきます!

1児の父。

【保有資格】
・国家資格キャリアコンサルタント
・メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種
・その他保有資格:日商簿記検定2級

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