キャリアコンサルタントの資格取得を目指しているそこのあなた!
養成講座選びで悩んでいませんか?
「ネットで調べれば十分な情報が手に入るし、わざわざ説明会に行く必要はないかな」
「複数のスクールのホームページを比較すれば、だいたいの違いはわかるだろう」
「説明会に行くと、その場で申し込みを迫られそうで怖い」
そう考えて、ウェブサイトの情報だけで養成講座を決めようとしていませんか?
私自身、キャリアコンサルタント資格を取得する前は、あなたと同じように考えていました。
会社員として働きながらの受験準備だったため、「説明会に行く時間がもったいない」と感じていたのです。
しかし、実際に複数の養成講座の説明会に参加してみて、その考えは完全に間違っていたことに気づきました。
説明会でしか得られない情報があります。
そして、その情報の有無が、30万円以上の投資を成功させるか失敗させるかの分かれ道になるのです。


なぜ、ネットの情報だけで決めてはいけないのか
養成講座の公式サイトには、カリキュラムの概要、受講料、合格実績、講師陣の経歴などが掲載されています。
確かに一見すると、十分な情報が揃っているように見えます。
しかし、各スクールのホームページに書かれている情報には、ある共通点があります。
それは「都合の良い情報しか載っていない」ということです。
これは決して、スクールが嘘をついているという意味ではありません。
マーケティングの観点から、どのスクールも自社の強みを前面に押し出し、弱点や懸念点についてはあえて詳しく書かないのが普通なのです。
例えば、「合格率90%」と謳っている講座があったとします。
しかし、その数字が「全受講生」を母数にしているのか、それとも「試験を受けた人だけ」を母数にしているのかで、意味はまったく変わってきます。
途中で挫折した人や試験を受けなかった人を除外していれば、合格率は当然高く見えます。
あるいは、「実践的なロープレ訓練」と書かれていても、それが講座期間中に何回実施されるのか、相手は固定なのか毎回変わるのか、フィードバックは誰がどのように行うのかといった具体的な内容は、ホームページからは読み取れません。
ホームページは「入口」であって「真実」ではありません。
本当に知るべき情報は、説明会で直接質問することでしか得られないのです。
私が実際に後悔した「聞かなかった質問」
私自身の経験をお話しします。
私は最終的にオールA評価で一発合格し、現在は人材業界で事業責任者として働いていますが、養成講座選びでは一つだけ後悔していることがあります。
それは、「卒業生のその後の進路」について、もっと詳しく聞いておけばよかったということです。
私が受講した講座は、試験対策としては非常に優れていました。
しかし、合格後のキャリア支援という面では、やや物足りなさを感じました。
もし事前に「卒業生の何パーセントが実際にキャリアコンサルタントとして収入を得ているのか」「どのような企業や組織で活躍しているのか」といった具体的な実績を確認していれば、別の選択をしていたかもしれません。
幸い、私は自力で転職活動を進めることができましたが、すべての人が同じようにできるわけではありません。
養成講座によっては、求人紹介や卒業生コミュニティを通じた仕事の斡旋など、実務につながる支援を手厚く行っているところもあります。
この違いは、ホームページだけでは絶対にわかりません。
説明会で、直接担当者に質問して初めて見えてくるのです。
説明会で必ず聞くべき「5つの質問」
それでは、具体的にどのような質問をすべきなのか。
私が養成講座選びをやり直せるとしたら、必ず確認する5つの質問をご紹介します。
質問1:「講師は現在も実務でキャリアコンサルティングを行っていますか?」
養成講座の講師陣の経歴は、ホームページに掲載されています。
しかし、そこに書かれているのは過去の実績であり、「今、現役で支援の現場に立っているか」という情報はほとんど書かれていません。
この違いは非常に重要です。
キャリアコンサルティングの現場は、日々変化しています。
労働市場のトレンド、企業が求める人材像、転職市場の動向、オンライン面談の技法など、数年前の知識だけでは対応できない要素が数多くあります。
現役で実務を行っている講師は、こうした最新の情報や現場でのリアルな課題を授業に反映できます。
一方、実務から離れて久しい講師の場合、教科書的な理論は教えられても、「実際の現場ではどうなのか」という生きた知識を提供することは難しくなります。
説明会では、こう聞いてみてください
「講師の先生方は、現在も企業や個人のキャリア支援の実務に携わっていらっしゃいますか?具体的にどのような現場で活動されているのか、教えていただけますか?」
この質問に対して、具体的な活動内容(企業内キャリアコンサルタント、人材紹介、独立開業など)を即答できるスクールは信頼できます。
逆に、曖昧な回答しか得られない場合は、要注意です。
質問2:「ロープレ練習の相手は固定ですか?それとも毎回変わりますか?」
実技試験で最も重要なのが、ロールプレイング(ロープレ)の訓練です。
ホームページには「充実したロープレ訓練」「実践的な面談練習」といった文言が並びますが、その「質」を決定づけるのが、練習相手の多様性です。
養成講座によっては、受講生を固定のペアやグループに分け、同じメンバー同士で繰り返し練習させるところがあります。
このやり方は、お互いに慣れ親しんだ相手と安心して練習できるというメリットがある一方で、大きな落とし穴があります。
それは、「予測可能な相手としか練習していない」ため、本番で初対面のクライアント役と対峙したときにパニックになるという問題です。
実技試験では、あなたが会ったこともない試験官がクライアント役を演じます。
話し方の癖、感情の出し方、沈黙の長さなど、すべてが未知数です。
固定メンバーとしか練習していないと、この「不確実性」に対応する力が養われません。
理想的なのは、毎回異なる受講生とペアを組み、多様なタイプのクライアント役を経験できる講座です。
年齢、職業、性格、悩みの種類が異なる相手と何度も練習することで、どんな相手にも対応できる柔軟性が身につきます。
説明会では、こう聞いてみてください
「ロープレ練習は、毎回同じペアで行うのですか?それとも、相手を変えながら練習する機会はありますか?また、講座期間中に何回くらいロープレを経験できますか?」
回数だけでなく、相手の多様性を確保しているかどうかを確認してください。「基本は固定ペアですが、月に1回程度は相手を変えます」という回答なら、やや不十分です。「毎回ランダムにペアを組み、多様な相手と練習します」という回答が理想的です。
質問3:「不合格だった場合、再受講のサポートはありますか?費用はかかりますか?」
どんなに優れた養成講座でも、合格率100%というところは存在しません。
つまり、一定数の受講生は不合格という結果に直面します。
その時、あなたを支えてくれるのが「再受講サポート」です。
しかし、このサポート内容は、講座によって大きく異なります。
30万円以上を投資して不合格になった上に、さらに十数万円の追加費用が必要となれば、経済的にも精神的にも大きな負担です。
場合によっては、再挑戦を諦めざるを得なくなる人もいます。
説明会では、こう聞いてみてください
「万が一、試験に不合格だった場合、再受講のサポートはどのような内容ですか?追加費用は発生しますか?」
優良なスクールは、この質問に対して具体的な支援内容を明示できます。
実際に不合格だった場合、翌期の受講料を免除しますという講座もあります。
「無料で次回試験までロープレ練習に参加できます」
「論述添削を3回まで無料で受けられます」といった回答があれば安心です。
逆に、「それは個別にご相談ください」と曖昧にされる場合は、要注意です。
質問4:「卒業生は実際にどのような場所で活躍していますか?具体的な進路実績を教えてください」
多くの受験生が見落としがちですが、養成講座選びで最も重要な視点の一つが「合格後のキャリア」です。
あなたがキャリアコンサルタント資格を取得する目的は何でしょうか?
試験に合格すること自体が目的ではなく、その先にある「キャリアコンサルタントとしての活躍」が本当のゴールのはずです。
であれば、その養成講座の卒業生が実際にどのような場所で、どのように働いているかという情報は、極めて重要な判断材料になります。
ホームページには「多くの卒業生が企業や教育機関で活躍」といった抽象的な記述しかありません。
しかし、説明会では具体的な数字や事例を聞くことができます。
説明会では、こう聞いてみてください
「卒業生のうち、実際にキャリアコンサルタントとして収入を得ている方の割合はどれくらいですか?また、どのような組織や形態(企業内、人材紹介会社、独立、副業など)で活動されている方が多いですか?」
この質問に対して、「約60%の卒業生が何らかの形でキャリアコンサルタント業務に従事しています。企業内で人事として活動する方が40%、人材紹介会社に転職した方が30%、独立・副業が30%という内訳です」といった具体的な回答が得られれば、そのスクールは卒業生の進路を把握し、支援している証拠です。
一方、「それは個人のキャリア次第なので…」と曖昧にされる場合は、合格後のサポートが手薄い可能性があります。
さらに踏み込んで、「卒業生向けの求人紹介や、仕事のマッチング支援はありますか?」と聞いてみるのも有効です。
質問5:「教材や試験対策の内容は、最新の試験傾向に対応していますか?いつ更新されましたか?」
キャリアコンサルタント試験は、定期的に出題傾向や評価基準が変化しています。
例えば、論述試験では近年、キャリア理論の深い理解や、具体的な支援方策の提示がより重視されるようになっています。
実技試験でも、オンライン面談を想定した評価項目が追加されるなど、時代に合わせた変化が起きています。
しかし、養成講座の教材やカリキュラムが、こうした変化に追いついていないケースがあります。特に、長年同じプログラムを使い続けているスクールでは、数年前の試験傾向に基づいた内容のまま、更新されていないことがあります。
その結果、「講座で教わった内容と、実際の試験で求められることにズレがある」という事態が起きます。
これでは、どれだけ真面目に勉強しても、合格は遠のいてしまいます。
説明会では、こう聞いてみてください
「教材や試験対策の内容は、最新の試験傾向に合わせて更新されていますか?直近ではいつ、どのような見直しが行われましたか?」
優良なスクールは、「毎年、試験後に講師陣が集まり、出題傾向を分析して教材を改訂しています。今年は論述試験の評価ポイントを強化しました」といった具体的な回答ができます。
逆に、「基本的な内容は変わらないので、特に更新はしていません」という回答であれば、要注意です。
「説明会に行くと勧誘されるのでは?」という不安について
ここまで読んで、「でも、説明会に行くと、その場で申し込みを迫られるのでは?」と不安に思う方もいるでしょう。
結論から言うと、大手の養成講座で強引な勧誘をするところはほとんどありません。
私自身、複数のスクールの説明会に参加しましたが、どこも「まずは他のスクールも見てから、ゆっくり決めてくださいね」というスタンスでした。
むしろ、「複数の説明会に参加して比較することを推奨します」と明言するスクールもありました。
なぜなら、養成講座は30万円以上という高額な商品であり、無理に勧誘して後からトラブルになるよりも、納得して選んでもらった方が、スクール側にとってもメリットが大きいからです。
ただし、万が一「今日申し込むと割引になります」といった即決を促す話があった場合は、一度冷静に考える時間を取ってください。
本当に良いスクールであれば、焦らせるような営業はしません。
説明会は、あなたが情報を集め、比較検討するための場です。
その場で決める必要はまったくありません。
説明会参加の最適なタイミングと回り方
それでは、説明会にはいつ、何校くらい参加すべきなのでしょうか。
参加すべきタイミング
養成講座の多くは、年3〜4回の開講スケジュールを組んでいます(4月、7月、10月、1月など)。
説明会は開講の2〜3ヶ月前から頻繁に開催されますが、人気のクラスは開講1ヶ月前には定員に達することもあります。
したがって、受講を検討し始めたら、できるだけ早く説明会に参加することをお勧めします。
具体的には、「この時期に試験を受けたい」という目標から逆算して、その試験の6〜9ヶ月前には養成講座を修了している必要があります。
さらに講座期間が3〜6ヶ月かかるとすると、少なくとも受験希望日の1年前には説明会に参加しておくべきです。
何校参加すべきか
私の経験上、最低でも2〜3校の説明会に参加することを強く推奨します。
1校だけでは、比較する基準がなく、その情報が良いのか悪いのか判断できません。
2校以上参加することで、「このスクールはロープレ練習が充実しているな」「こちらは卒業後のサポートが手厚いな」といった違いが見えてきます。
ただし、5校以上参加すると、情報過多で逆に迷ってしまうこともあります。
最初にホームページで5〜6校に絞り込み、そのうち2〜3校の説明会に参加するのが効率的です。
比較のためのメモを取る
複数の説明会に参加する際は、必ず比較のためのメモを取ってください。記憶だけに頼ると、後から「あれ、どっちのスクールがこう言ってたっけ?」と混乱します。
以下のようなチェックリストを作成しておくと便利です。
養成講座比較チェックリスト
| 項目 | スクールA | スクールB | スクールC |
|---|---|---|---|
| 講師の実務経験 | |||
| ロープレ相手の多様性 | |||
| ロープレ実施回数 | |||
| 再受講サポートの内容 | |||
| 再受講の追加費用 | |||
| 卒業生の進路実績 | |||
| 教材の更新時期 | |||
| 受講料(給付金適用後) | |||
| 開講スケジュール | |||
| 総合評価(自分の感覚) |
このような表を事前に用意しておき、説明会で得た回答を記入していくことで、後から冷静に比較検討できます。
各スクールの詳しい比較は、こちらの記事で
ここまで、説明会で聞くべき質問と、参加の仕方についてお伝えしてきました。
しかし、「そもそも、どのスクールの説明会に行けばいいのかわからない」という方もいるでしょう。
そんな方のために、主要な養成講座10校の特徴、費用、合格実績、サポート体制などを徹底比較した記事を用意しています。
まずはこちらで各スクールの概要を把握してから、気になったスクールの説明会に参加するのが効率的です。
この記事では、私自身が受講した講座の体験談や、事業責任者として多くのキャリアコンサルタントと接してきた中で見えてきた「本当に力がつく講座の特徴」についても詳しく解説しています。
まとめ:30万円の投資を失敗させないために
キャリアコンサルタント養成講座は、決して安い買い物ではありません。
30万円以上という金額は、多くの人にとって大きな投資です。
だからこそ、ホームページの情報だけで判断するのではなく、説明会に足を運び、直接確認すべきことを確認してから決めてください。
今回ご紹介した5つの質問は、どれも「ネットには書かれていないけれど、合格とその後のキャリアを左右する重要な情報」です。
- 講師は現在も実務でキャリアコンサルティングを行っていますか?
- ロープレ練習の相手は固定ですか?それとも毎回変わりますか?
- 不合格だった場合、再受講のサポートはありますか?費用はかかりますか?
- 卒業生は実際にどのような場所で活躍していますか?具体的な進路実績を教えてください
- 教材や試験対策の内容は、最新の試験傾向に対応していますか?いつ更新されましたか?
これらの質問への回答を比較することで、あなたに本当に合った養成講座が見えてきます。
説明会は無料です。
参加したからといって、必ず申し込む必要はありません。
むしろ、その場で即決する方が危険です。
2〜3校の説明会に参加し、じっくり比較してから決めましょう。
私自身、養成講座での学びを経て、オールA評価で一発合格し、未経験から人材業界の事業責任者になることができました。
しかし、もし養成講座選びを間違えていたら、この道は開けなかったかもしれません。
あなたのキャリアコンサルタントとしての第一歩を、確実なものにしてください。
そのために、今すぐ気になるスクールの説明会スケジュールを確認し、参加予約をしましょう。迷っている時間が、もったいないです。
この記事が、あなたの養成講座選びの成功につながることを心から願っています。




コメント